2018年12月14日金曜日

Photo Office-K ウェブサイトをリニューアルいたしました

ご無沙汰しております。
気付けば以前の投稿からだいぶ間が空いてしまいました。
前の投稿、開業から一年目の決意表明ですね。

Photo Office-Kとして活動を開始し、4年目となりました。
結果的に3年近い年月ブログをさぼっておりますね。
その間、いろんなことがありました。
さまざまなチャンスに恵まれ、その度に毎回あがきながらなんとか乗り越えて来られました。
歳をとるごとにあらゆる技術や地位を身につけていくと、それに伴い成長するための機会というのは減っていきます。
そういう意味では、常に越えるべき壁が目の前にあるというのは幸せなことだと感じております。

そんな中で、これまで関わらせていただいた仕事を一旦整理してみようという思いもあり、ウェブサイトをリニューアルいたしました。
前のサイトは独立当初に作ったもので、実績も何もない中で自分の願望を形にしたようなサイトでした。
しかしスマホでの閲覧性に難があったり、現状の業務内容と齟齬が生じている部分もあり、新たにこれまでの撮影実績がわかるような内容に改めました。

この冬を乗り越えると、Photo Office-K は5年目を迎えます。
事業が5年無事に続いているって、よく考えたら奇跡のようなことだと思います。
1人で5年続けるというのはとても困難なことです。
提携スタッフ、クライアント様など多くの方々に支えていただき、なんとか続けて来られました。
その方々への感謝の気持ちを忘れずに、これからも歩んでまいりたいと思います。

今後とも、コンドウダイスケとPhoto Office-Kをよろしくお願いいたします。

2016年4月1日金曜日

開業から一年がたちました

久々の更新です。
本日、開業届を出してからまる一年が経ちました。
この一年、不安でいっぱいでしたが、それ以上にたくさんの刺激的な現場に携わらせていただくことができたと、関係者のみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。

ここに来てようやく、仕事を楽しむということがわかってきたかなという感じです。
写真を通じて見た人にワクワクを伝えたい!そのためにはまず、自分自身が楽しもう。
そんな気持ちで日々の仕事と向き合い続けていきたいものです。

本日は年度初めということで撮影で関わったお仕事が情報公開になっていたりして。
http://odate-furusato.jp/
大館市のふるさと納税返礼品のカタログの撮影を担当させていただきました。
高校時代、独立前と過ごしたなじみのある街ですが、こうして撮影を通して見直すことで、新たな魅力に(特に食!)に気づくことができました。
比内地鶏はきりたんぽもいいですが、塩釜焼も絶品です(笑)

※撮影後のまかない。実際に食べて、食の魅力を堪能しました。

さて、2016年度もワクワクする撮影との出会いを期待しつつ、明日からまた精進してまいります。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いします!

2016年2月2日火曜日

【わらび座】どどぉ~ん!大曲花火物語

たざわこ芸術村 小劇場で30日に幕をあけた、わらび座の「どどぉ~ん!大曲花火物語」
30日は早々に満席になってしまったので、31日にお邪魔してきた。

幕があけたばかりで内容について触れるのは無粋なので、ネタバレしない程度に感想を。

言わずと知れた“大曲の花火”こと、「全国花火競技大会」。
その大曲の花火にまつわる人間模様を、過去と現在が交錯しながら、3人の俳優たちによって紡がれていく。
まさに「めくるめく展開」という表現がふさわしい。
過去と現在が、光や舞台とともにくるくると展開していく。
実話に基づく人間ドラマとミュージカルという組み合わせも新鮮。
(「為三さん!」も実話ではあるけど、もっと身近な時代背景という意味で)
舞台上、それも小劇場の空間で花火の描写をどう見せるのかが気になっていたのだが、「あぁ、そう来たか!」という感じ。これは美術さんと照明さんも考えたなぁ~

写真をやる者にとっては、「大曲の花火大会=最高の撮影スポット」という印象が強いのだけれど、それを支える人々の物語として見ると、また違った世界が見えてくる。
花火の下には、それを支える人々のドラマがある!


余談…
普段わらび劇場とセットでなかなかスポットライトが当たらないのだけど、「たざわこ芸術村 小劇場」は小劇場としてなかなか贅沢な空間だ。
都内でいえばスズナリみたいな雰囲気の、程よい広さと味のある小屋、という感じ。
秋田には小劇場と呼べる空間がないので、県内唯一の小劇場と言っていいかもしれない。
小劇場出の身としては、ここが秋田に小劇場文化を根付かせるきっかけの場になれば最高だなぁ、なんて考えたりもした。


※劇場まわりの写真を撮っていなかったので、途中で立ち寄った田沢湖の御座石神社での一枚を。
仙北市での仕事の際にはここにお参りするのが、昨年来の習わし。

2016年2月1日月曜日

【北秋田市 森吉・阿仁】マタギは生きる達人である

北秋田市の魅力は、生きるリアルを感じられることだ。
ここで生まれ育って32年(途中7年ほど抜けたけど)、今更ながらにそれを知った。



1月30日。ご縁があって、北秋田市の根森田地区の方々が中心で企画している「冬の農村体験ツアー」を見学させてもらった。
工程は2日間なのだけれども、翌日は予定があり1日のみオブザーバーとしての参加。

ここ最近、観光関係のセミナーやお仕事に関わる機会をいただくようになった。
そこで、「外から見た北秋田市の魅力」について客観的な意見を聞いてみたいという好奇心から参加させてもらったのだった。

しかし、そこにあったのは観光のための客観的意見などではなくて、「生きるためのリアル」であった。
何気なく見過ごしていた一行、「いちから作るきりたんぽ体験」。
この“いちから”が、想像を超えていた。
料理開始早々、運ばれて来たのは3羽の元気な比内地鶏!!!
“いちから”とは、鶏を絞めるところからだった…
ご飯をつぶしてきりたんぽを作るのはもちろん、比内地鶏も生きているところから解体して、
あますところなくその恩恵を授かろうという「きりたんぽ体験」。
料理体験の域を超え、生きるためのリアルを体験する時間だった。

※生き物が、“食材”として認識が変わる瞬間。
それに気づいた瞬間ハッとさせられる。

※藁を燃やした火で産毛を処理している。
本当に無駄というものがない。


最初は恐々な人もいたけれど、時間の経過と共にそれを受け入れ、
不思議な一体感があったほど。
最後にきりたんぽをいただく際に参加者の方々が口にしていた、
「マタギは生きるすべを知る人間の最高峰」
というフレーズが耳に残った。

きりたんぽを作る中で、生きるということを改めて向き合う。
そんな不思議な体験をした。

※おやつのみそ付けたんぽ。
薄くきれいに焼いたたんぽは香ばしさが違う!

※実行委員の織山さんがきりたんぽを作ってくれているところ。
自然の恵みがたくさんなのが見て取れる。

※新鮮な食材を手間暇かけて作ったきりたんぽ。
贔屓目抜きに、実に美味い!
地元にいてもこれほどのたんぽはなかなか出会えない。



2016年1月27日水曜日

深浦、そして驫木へ

仕事で深浦方面にお邪魔する機会があったので、道すがら久々のスナップを楽しむ。
今年は例年に増して、撮影という行為そのものを楽しめている。
前に以前勤めていた職場のBBQで行ったガンガラ穴。
冬の荒れた天気もまたよく似合う。


そして、足を延ばしたついでに最近話題の驫木駅へ。
レトロな駅舎はまさに旅情そのもの。
…なのだが、どうにも内陸線沿線に住むものにとっては“旅情”というより“日常”に感じられてしまう。
背景の海を林や山に変えてしまえば、既視感が半端ないのだ(非常に悲しいことではあるが)。
この画が“日常”に属するという感覚を、複雑な思いで受け止めつつ、帰路へとつくのであった。


2016年1月25日月曜日

【秋田の貌(かお)】

あまり「地元大好き」な発言をしない自分だが、これでもけっこう秋田に対する愛着は持っていたりする。

ただ、「秋田=豊かな自然!」みたいなステレオタイプなイメージで語られると「いやいや、もうちょいなんかあるでしょうよ~」と反感を抱いてしまうのである。
それが地元の人から出た発言ならなおさらだ。

個人的には、最近の秋田は「人」が面白いんじゃないかなと思っている。

秋田出身で各地で活躍する人たち、秋田へ移り住んできて、ここでの生活を楽しもうとする人たち…
そんな人たちに出会うと、みなエネルギッシュで人間的な魅力に満ちている。
彼らのポートレートを撮ることで、今一度【秋田の貌(かお)】を再発見しようじゃないかと密かにたくらみはじめている。

少し前のことになるけれど、「トラ男」プロデューサーや「シェアビレッジプロジェクト」村長として活躍する、武田昌大さんのポートレートを撮らせてもらった。
彼と話していると、地元にいる我々の方が秋田を知らないで過ごしていることに気づかされる。
秋田をよく知り、愛し、そして野心的だ。
秋田は「人」も、なかなか味があって面白い人揃いである。

※撮影させていただいたポートレートのアザーカット

2016年1月24日日曜日

津軽×写真

弘前の百石町展示館で開催されている、TSUGARU PHOTO MEETING 第2回写真展を見に行った。
元々はFacebook経由で写真展の存在を知ったのだけれど、そのDMのビジュアルがとても印象的だった。
ちょうど写真教室や写真サークルのあり方みたいなものについて考えていたこともあって、迷わず行くことに決めた。

会場には多数の写真が1・2階の全フロアに展示されていて、出展者も老若男女問わず幅広い。
さらには、カメラについても従来のデジタル・フィルムに加え、スマホのスペースまであるのだから面白い。
(この辺は、東川フォトフェスタの活気に通じるものがあるかも知れない)
しかも、これだけバラエティに富んだ顔ぶれながら、緊張感を失わない展示をされている。

青森といえば小島一郎や沢田教一など多くのカメラマンを輩出した土地だけれども、そのエネルギーは今も決して失われてはいない。
むしろ、様々な選択肢が増えたことでさらに豊かなものになったようにすら思う。

参加者のみなさんからそれぞれ違った角度からのお話しも伺えて、なんとも得難い時間だった。
いろいろと、やりたいことが明確になってきたな・・・

※写真は帰りの道すがら撮った一枚。岩木山とアップルストア(笑)
弘前はおそらく、世界で最もアップルストア密集率が高い街じゃなかろうか。