2016年1月4日月曜日

舞台写真で振り返る2015

自分にとっては怒涛の一年となった2015年。
一番の変化は、昨日のブログでも取り上げていたけれど、かねてからの念願であった舞台写真を撮るようになったこと。
元々、学生時代に某演劇情報誌の編集アルバイトで舞台写真に憧れ、そこから舞台制作を経てカメラを手にしてしまった身なので、原点回帰の一年でもあった。
(10年ほど前、すすきののバーで「舞台写真撮ってみたいんですよ」ってボヤいてたのが、10年経ってようやくかなった)

その舞台写真たちの中で、個人的に印象に残っている写真をピックアップ。
2015年の振り返りと、新たな一年をさらに楽しいものにするためにコメント付きで掲載してみた。
これを見て、今まで見たことのなかったジャンルに興味を持ってくれる人がいたら幸いです。

劇団はちのす「風を継ぐ者」より
殺陣を撮るのがいかに難しいかというのを思い知らされた。バレエの比ではなかった。


わらび座「為三さん!」より①
この「秋田屋」のシーン、大好きだなぁ。
本筋からは外れるけど、とても大好きなシーン。
かすかな救いみたいなものが、この表情に現れているようで惹かれる。

わらび座「為三さん!」より②
成田為三という人間が、このシーンに凝縮されているような気がする。
もっとその気迫を掬いとりたかった!


演劇集団 砂地「唄わない冬」より
演出の船岩氏のつくる世界は相変わらず美しい。
それに比例するように、撮るのが難しくなる(笑)
ミニマルな明かりと人間模様をどう切り取るか、という点に尽きる。


わらび座「政吉とフジタ」より
藤田嗣治の「秋田の行事」をどう表現するかということで、
おそらく舞台美術さんは苦戦したんじゃなかろうか。
そういう意味では、これは完全に舞台美術家さんの勝利でしょうw

下町かぶき組「座長花形祭り」より
このシーンを撮っていて、大衆演劇のかっこよさを思い知らされた。
松井悠座長の狂気と色気が同居するような、お気に入りの一枚。


舞台の上で繰り広げられる生き様を、もっともっと掬い取っていきたい。
舞台写真を振り返って、改めてそう感じた。
2016年も魅力的な舞台との出会いがありますように。

※東北各地の劇団(東北に限らず)の劇団の皆様、舞台写真のオファーお待ちしております(笑)




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